風俗店で働くには身分証と本籍記載の住民票が必要です。
出稼ぎ先の風俗店から「パスポートか本籍記載の住民票の写しを持ってきてください」と言われて不安な方がいらっしゃいます。
たしかに身分証を風俗店に提出するのは抵抗があるかもしれません。「まして本籍まで?」と思う気持ちは分かります。なぜ本籍記載の住民票の写しが必要なのか、なぜパスポートが必要なのかを説明します。
本籍記載の住民票の写しが必要なのは風営法で定められているから
本籍記載の住民票の写しが必要なのは、風営法によって以下のように定められているからです。
(確認書類)
第二十一条 法第三十六条の二第一項 各号に掲げる事項を証する書類として内閣府令で定める書類は、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定めるものとする。
一 日本国籍を有する者 次に掲げる書類のいずれか
イ 住民票記載事項証明書(住民基本台帳法第七条第二号 に掲げる事項及び本籍地都道府県名が記載されているものに限る。)風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に基づく許可申請書の添付書類等に関する内閣府令
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S60/S60F03101000001.html
本籍地都道府県名が記載されているものに限ると書いてありますよね。
法律で従業者名簿とともに本籍記載の住民票の写しがなければいけないと定められているわけですから、お店が「持ってきてください」というのは当然です。
なぜ住民票が必要ない店があるのか
たまに『店によっては住民票なくてOK』という口コミや『住民票なくても良い風俗店紹介できます』というスカウトの声を見かけます。
なぜ住民票がなくても良いのでしょうか?
それは、違法に営業している店だからです。
地域によって違うという意見も見かけますが、風営法は条例ではなく法律なので日本全国に適用されています。
ですから本籍記載の住民票がなくても良い店は日本全国どこにも存在しません。
『店によっては住民票がなくてOK』ではなく『店によっては違法営業をしているだけ』です。
本籍記載の住民票が要らない=摘発される可能性が大
違法営業している店で働くリスクはここです。
本来なら従業員名簿とともに本籍記載の住民票が必要なのに、それを備えていないということは・・・。
従業者名簿を作ってない等のずさんな管理をしています。
つまり、摘発される可能性が高い風俗店なのです。
なんでパスポートがあればいいの?
パスポートさえあれば風俗店で働けるのは、パスポートで氏名・年齢・本籍が確認できるためです。「住民票の写し」で本籍を確認する必要がない
まとめ
本籍記載の住民票の写しを求められるのは当然です。
法律を守っている店ですから安心して出稼ぎしてきてくださいね。